2007年09月29日

ささやき

小説・詩 ランキング

真夜中に触れた唇

sasayaki.jpg


真夜中に触れた唇
君は迷い子のまま
僕の中で怯えないで

浅い眠りの上に横たわり
つかの間の逢瀬を
抱きしめるだけで

街のざわめきは遠のき
胸の高鳴りは
ゆるやかなカノンとなって
闇の淵に溶けて行く

真夜中に触れた刹那さ
僕は風来坊のまま
君の中へ倒れこんで

ぎこちなさを脱ぎ捨て
ささやかな望みを
重ね合わせるだけで

街の揺らめきから逸れ
甘い香りは
密やかな毒薬となって
闇の淵へと注がれる

真夜中に触れたい
現実を殺して
真夜中に触れたい
もう一度 あの声で


小説・詩 ランキング



ラベル: 詩人 隼駆
posted by shunk at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2003年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。